中学校2年美術科学習指導案

由良港中学校 一色秀之

1.単元名

自然を生かして(日本文教出版 美術1   p.41)

2.単元の指導計画

(全9時間)
自然物や人工物による平面構成を知る

構成美の要素を知る・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1時間

スケッチ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1時間(本時)

単純化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1時間

構成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1時間

彩色・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4時間

鑑賞・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1時間

3.単元のねらい

・自然の色や形をじっくりと見つめることから、自然の美しさや秩序を感じ取ることができる。

・素材の特徴をとらえるような様々な観察方法を理解し、スケッチをすることができる。

・様々な表現方法の中から、素材の特徴を生かす表現方法を選ぶことができる。

・色彩について学んだことをもとに、美しく配色することができる。

・ハーモニー・リピテーションなど様々な構成美の要素を学ぶことにより、美的秩序に関心を持つことができる。

4.デジタルコンテンツ活用の意図

活用するディジタルコンテンツ

○足利市立愛宕台中学校生徒作品

http://www.city.ashikaga.tochigi.jp/kyouiku/atagodai/1997/sakuhin.htm

○大津市立石山中学校生徒作品

http://www.otsu-edunet.ed.jp/~isiyam1j/art/artfil-6.htm

 授業の教材として、教科書・資料集などがあるが、そのような教材のひとつとして、今回このディジタルコンテンツを利用する。このディジタルコンテンツを利用したのは、各中学校の美術の授業の時間に、実際に生徒が制作した作品が掲載されているからである。教科書・資料集にも、制作例が載ってはいるが、教科書・資料集の制作例を見ても、作品のイメージがつかみにくい様である。それよりもむしろ、自分たちの視点に近い同じ中学生の制作例を見た方が、より制作におけるイメージをつかみやすいと思い、今回のディジタルコンテンツの活用を考えた。

5.本時のねらい

 インターネット上にある、実際の中学生の制作した作品例を見て、制作のイメージをつかむ。切断・分解、拡大、部分、全体を見るなどの観察方法を知らせ、スケッチをする。

6.指導過程

学習活動
デジタルコンテンツの活用
支援と評価
・本時の目標を知る。

・教科書・資料集をもとに平面構成の基本を知る。

・切断・分解、などの観察方法を知る。

・教科書・資料集・ディジタルコンテンツの制作例を鑑賞する。







制作のイメージをつかんでもらうため、作品例としてディジタルコンテンツを生徒に見せる。

○足利市立愛宕台中学校生徒作品

○大津市立石山中学校生徒作品

・作品が、どのように観察・単純化が行われており、用いられている構成美の要素についても説明をする。

(教師の説明を集中して聞いているか(関心・意欲・態度))

(各作品がどのように観察・単純化が行われているか、構成美の要素について注意深く観察できているか(鑑賞の能力)

・持参した自然物の観察、およびスケッチを行う。必要ならば、包丁などで切断をする。

・観察には、切断して見る・分解して見る・拡大して見る・全体の形を見る、と様々な方法があることを知らせる。

(自然物に潜む美的秩序や美しい形を見つけることができているか(発想や構想))

・どのように観察をすれば良いのかが、わからない生徒に対して、素材を生かす観察のヒントを与える。

・来時の予定を知る。 ・来時の予定を伝える。

7.授業後の評価

 授業後、生徒達にアンケートをとると、大半の生徒がディジタルコンテンツの作品例を見せる授業に好感をもってくれた。その理由は大きく2つあり、まず1つめは、その作品例の多さである。資料集・教科書に載っている作品例よりも、ディジタルコンテンツに含まれている数が多いので、より多くの作品例にふれることができる。2つめは、同じ中学生の作品と言うこともあり、自分もこのように制作すればよいのかと言うことが、よりわかりやすかったことである。教科書・資料集の作品例とディジタルコンテンツの作品例では、ディジタルコンテンツの作品例の方が参考になったと答える生徒が多かった。

 しかし、数多く作品例を見る中で、自分の制作しようとするものと、内容がかぶる生徒もでてきたので、作品例を見せる数をどれくらいに設定するかが問題になるかも知れない。

 自分たちと、同じ立場である中学生の作品例を見せたことは、制作の手助けとなり、生徒達の作品イメージを広げたと思う。