智辯学園和歌山中学校 冨田 健太郎
近畿地方
1 近畿地方の自然・・・・・・・・・・・・・・・・1時間
2 近畿地方の自然災害(南海地震に備える)・・・・・1時間(本時)
3 近畿地方の農業・・・・・・・・・・・・・・・・1時間
4 近畿地方の工業・・・・・・・・・・・・・・・・1時間
5 近畿地方の都市構造・・・・・・・・・・・・・・1時間
1 近畿地方の自然の様子をしり、自然災害の理解を深める。
2 近畿地方で行われている農業の特色を理解する。
3 近畿地方の工業の特色を理解し、全国での地位について理解を深める。
4 近畿地方の都市構造を通して、現代の都市が抱える問題点を理解する。
学習指導要領の改訂にともなって、現在使用している教科書は地理的な見方・考え方に焦点を当てた内容となっており、従来の教科書から大幅に変更された。今までは教科書に沿って、その内容を教えるという授業形態が主であったが、新しい学習指導要領では生徒に学び方を習得させるという目的がある。取り扱う内容は、国内・海外で3つの都道府県ないし、国と改められたので、副教材も地方ごとから、都道府県別・国別に取り扱うようになっている。副教材で取り扱った都道府県・国は非常に詳しい内容となっており、従来のものと比べても、深い内容となっている。しかし、必ずしも教科書が扱っている都道府県・国がのっているとは限らない。その場合は生徒が能動的にその都道府県・国を調べるか、教師の側が適切な教材を提示する必要がある。生徒が調べ学習するときの手段と方法の一つとしてインターネットがある。インターネットは多量の情報が瞬時に手に入れることができ、非常に便利である。また、教材として提示する場合も、プリントとは違いカラーで、しかも、フラッシュなどを使ったHPでは視覚効果があり印象を強くすることができる。また、デジタルコンテンツは写真だけではなく、ビデオもあり、それらの教具を単体で使う場合よりも臨機応変に教材を提示でき、生徒の興味を引きやすい。
本時は南海地震を取り扱い、その内容を教師がデジタルコンテンツを用いながら提示するという形をとった。その理由は以下のとおりである。インターネットは多くの情報が氾濫しており、その中から、適切なものを選び出す能力はすぐに身に付くものでもなく、また、調べる内容についてある程度の知識がないと、ただ情報の羅列で終わる危険性がある。そこで、生徒にとって初めての内容については教師が提示する必要があると考える。そのため、今回は教師が教材を選び、それを提示するという方法を選んだ。
我が校は中高一貫教育という特色を生かして、中学では地誌を、高校では系統地理の学習をし、国内・世界を幅広い視野で見られるようになることを目標を置いている。地誌は都道府県別に取り扱うのではなく、従来の地域別で取り扱い、地域を幅広くとらえることでその地域差を学習することに目標としている。近畿地方では特に我が校のある和歌山県があり、和歌山県に関わることを詳しく学習することは学習指導要領の意図と合致すると考えられる。その一つとして、近年発生が近いといわれている南海地震を教材として取り上げる。南海地震は、近畿地方および太平洋岸に居住するものにとっては関わりの深いものであり、地域の特異性と差異を扱う教材としては適切であると思われる。しかし、使用している副教材には南海地震を扱っていない。そのため、インターネットは使用してデジタルコンテンツを利用することにした。
<教材>
『わたしたちの中学社会 地理的分野』(日本書籍)
『新編 中学社会科地図 最新版』 (帝国書院)
『津波 東南海・南海地震に備えよう』(和歌山県)
『地震と発生の仕組み』 http://www.kishou.go.jp/know/whitep/2-2.html
『震度の意味』 http://www.kishou.go.jp/know/shindo/shindokai.html
『マグニチュードの意味』 http://contest.thinkquest.gr.jp/tqj2000/30295/glossary/magni.html
『津波の発生の仕組み』 http://www.kishou.go.jp/know/whitep/2-3.html
『津波の被害』 http://www.hydro-soft.com/~tsunami/wakaphoto.htm
『東南海地震』 http://www.tokyo-np.co.jp/daizukai/quake/eq_1.html
<本時の主題>
近畿地方の自然災害(南海地震に備える)
1 日本は様々な自然災害があることを理解する。
2 地震の発生メカニズムをプレートとの関係とあわせて理解する。
3 南海地震の規模を知り、過去に起こった災害を知る。
4 海に面した地域に特有の津波被害について理解を深め、内陸地域との違いを理解する。
5 地震に備えた生活や避難の方法と避難の時の注意点などを理解する。
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学習活動
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学習活動
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指導上の留意点
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<導入 5分>
日本の自然災害 |
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<展開 60分> |
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| 震度とマグニチュードの意味 | ○それぞれの単位の意味を理解し、その大きさによってどのような被害が予想されるかを知る。 | ○『震度の意味』 http://www.kishou.go.jp/know/shindo/shindokai.html 『マグニチュードの意味』 http://contest.thinkquest.gr.jp/tqj2000/30295/ glossary/magni.htmlのHPを利用する。 ○マグニチュードが1大きくなれば、地震の規模が36倍になることを強調する。 |
| 南海地震 | ○南海地震の規模が非常に大きいことを理解する。 | ○『東南海地震』 http://www.tokyo-np.co.jp/daizukai/quake/eq_1.htm のHPを利用する ○兵庫県南部地震と比較してその規模の大きさを強調する。 |
| 地震による被害 | ○地震によって起きる災害を考えさせる。 ○津波の発生とその危険性について理解する。 ○津波の被害はあなどれないことを知る。 |
○兵庫県南部地震などを例に考えさせる。 ○和歌山県など海に面している地域に特有の災害である津波に注意させる。 ○『津波の発生の仕組み』 http://www.kishou.go.jp/know/whitep/2-3.html のHPを利用する。 ○津波のスピード・波の合成による波高の高さなど、見た目ではわからない津波の危険性をあげる。 ○『津波の被害』 http://www.hydro-soft.com/~tsunami/wakaphoto.htm のHPを利用して津波被害の実情を見せる。 |
| 地震対策 | ○日々の生活の中で、地震に備えるためにできることを考える。 | ○地震の被害に関連させて考えさせる。 ○『津波 東南海・南海地震に備えよう』のパンフレットを利用する。 ○関東大震災や兵庫県南部地震を例に情報の的確な把握が大切であることを強調する。 |
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<まとめ 5分> |
○日本列島は地震列島であることを確認するとともに、地震とその災害に備えた生活が大切であることを確認する。 |