中学校2・3年保健科学習指導案

桶本 哲朗

1.単元名

健康な生活と病気の予防

2.単元の指導計画

(全17時間)

第1次 健康の成り立ち〜生活習慣病とその予防   6時間

第2次 喫煙と健康〜薬物乱用と健康        5時間

第3次 感染症とその予防〜AIDS        4時間  本時4/4

第4次 ともに健康に生きる社会          2時間

3.単元のねらい

・健康は主体と環境の相互作用の下に成り立ち、疾病は主体の要因と環境の要因がかかわりあ って発生することを理解させる。

・健康の保持増進には、年齢、生活環境等に応じた食事、運動、休養・睡眠の調和のとれた生 活が必要であり、生活習慣の乱れは健康を損なう原因となることを理解させる。

・喫煙・飲酒・薬物乱用などの行為は心身にさまざまな影響を与え、健康を損なう原因になる こと、そのような行為には適切に対処する必要があることを理解させる。

・感染症は病原体が主な要因となって発生し、発生源をなくす、感染経路を遮断する、主体の 抵抗力を高めることで予防できることを理解させる。

・個人と集団の健康は密接な関連があり、相互に影響し合うこと、また、健康を保持増進する ためには保健・医療機関を有効に利用することがたいせつであることを理解させる。

4.単元について

 この単元では、前半部分では自分たちの健康について日常生活との関わりから考えていっている。食生活や運動や休養と健康の関係、そして、今日において増加してきている生活習慣病とその予防について考えていくようにしている。

 後半部分では、青少年の社会的問題である喫煙・飲酒とそして薬物乱用による健康への影響について考え、さらに感染症について知識を深め、中高生の性意識が薄らいできている中での性感染症やAIDSの問題について考え行くようにしている。

 このような構成の元、順序だって学習を深め、実際に自分たちの生活を振り返って考える学習、専門家による講習などの学習を通して、これからの人生で健康な生活を送るために必要な知識と理解を深めさせていきたい。

5.デジタルコンテンツ活用の意図

 この単元では、AIDSについて、知識・理解を深めるとともに、AIDSに対する考え方についても話し合わせて行く必要がある。だから、HIV感染者やそれらの人を支援する人たちの考え方などを理解していくために、教科書だけに頼らず、インターネット上のAIDS関連のコンテンツから、それらのことを学んでいくことが望ましいと思う。

  http://www.campus.ne.jp/~lap/lap1/index01.html  ライフ・エイズ・プロジェクト(LAP)

6.本時の目標

AIDSについて理解を深める。

7.指導過程

学習活動
評価・使用コンテンツ活用等
指導上の留意点・支援
<導入>

◎前時に学習した性感染症・AIDS講習の感想を発表する。

◎他の人の意見を聞き取ることができているか。

◎きちんと発表できているか。

◎発表された要点を板書していく。

<展開>

◎発表されたことをもとに、分からないことや補足説明があれば出し合う。

◎特になければ、必要に応じて簡単に補足説明だけする。

◎AIDS問題にどう取り組むか
意見を出し合う。
・「エイズのことは大体理解できました。このあと自分たちは何を考えたらいいのだろう。」

◎出てきた意見を板書にまとめる。

◎積極的に考えられているか。
◎AIDS関係のコンテンツを見て、いろいろな考え方を知り、話し合いをする。 http://www.campus.ne.jp/

~lap/lap1/index01.html

◎民間団体、感染者の話等を見せる。
◎具体的なケースでの人の考え方について話し合う。 自作アニメーション
◎人に左右されず自分の考えを出せているか。

◎今日のポイント


◎模範的な考え方がよくて、そうでないのは悪いのかを考えさせる。

◎大切なことは何かを理解させる。
「HIV感染者に対して偏見を持たない。」

<まとめ>

◎AIDS学習会で分かったこと、今日の授業で自分が考えたことなどをまとめる。

◎きちんと自分の考えをまとめられているか。

◎AIDS学習会で分かったことは、あらかじめ入力し保存しておく。きょうの授業での自分の考えをまとめる。

◎まとめは、集約しメールで講師先生に送る。

8.授業評価

五段階評価

5・非常にあてはまる 4・多少あてはまる 3・どちらともいえない 2・あまりあてはまらない 1・まったくあてはまらない

1.デジタルコンテンツは指導内容を焦点化していたか、また的確だったか。3
2.このデジタルコンテンツの活用は学力向上の効果的な一方法と考えられるか。3
3.提示したデジタルコンテンツは学習者の関心意欲を高めたか。5
4.このデジタルコンテンツの活用は、他の教材を使うよりも有効か。4
5.デジタルコンテンツの提示方法や活用の工夫は適切だったか。4
6.このデジタルコンテンツを活用した授業は広く推奨できる。3

(1) コンテンツを利用することによってどのような効果(成果)があったか
 AIDSに対する考え方など、少人数では多くの意見がでてこない。そのような状況で、インターネットを通して、他の多くの人々の活動や考え方を知ること事により、自分の考えを深めることができた。自作のアニメーションをみて、いくつかのケースでは、自分ならどう考えていくかなどを話し合うことができた。

(2) 授業の改善すべき点など
 プロジェクターを使って、一斉授業形式で行ったが、特に問題は感じられなかった。ただ、インターネットを使う事については、事前に調べ、必要なサイトのみの提示を行ったので、スムーズに行うことができたのはよかった。今回は、教室ではなく図書室を使っての授業だったが、少人数でテーブルを囲み話し合いには適した環境での授業になった。

(3) コンテンツの評価(選択したコンテンツは適切であったか、コンテンツの改善すべき点など)
 時間的に余裕があれば、もっと別のコンテンツを見つけることができたかもしれないが、今回のコンテンツも、必要な情報を得ることはできたので満足している。
 
(4) その他気が付いたこと
 いつものことながらコンテンツ探しには苦労をする。特にナローバンドなので時間がかかるのが最大の欠点である。また、探し出したコンテンツも100%満足させるものはほとんど見あたらないのが現状である。