美里町立下神野小学校 高垣 正樹
大地のつくり
大地のつくり
(大地の内部はどのようなつくりになっているのだろうか)1時間 単元導入
大地のつくり 5時間 第一次
・地層をつくるもの
・火山灰の層をつくるもの
・地層が固まってできた岩石
地層のでき方 2時間 第二次
・地層はどのようにしてできたのか
化石をふくむ地層 2時間 第三次
・化石を調べてわかること
・変化する地層・・・・・・・・・・・・・・・・・(本時)
まとめと発展 1時間 まとめ
(1)身の回りの土地を観察したり資料で調べたりして、大地のつくりや構成物についてとらえることができるようにする。
(2)地層のようすや含まれている粒の大きさや形、火山灰、化石などに着目し、地層のでき方について、長い時間の経過や空間の広がりの中で推論することができる。
・コンテンツのURL
地層のでき方と地層の変化
http://skura.hp.infoseek.co.jp/r01/chi001m.html
・子どもたちは本時までに「地層をつくるもの」や「地層のでき方」について標本
資料、実験観察、考察を通して学習し理解を深めてきた。本時はこの単元のまとめ段階にきている子どもたちに、地層のでき方シミュレーションを使って示し、さらに理解を深められるコンテンツ利用にしたい。また、次回の「大地の変化」への導入につなげたい。
水底でできた地層が陸上で見られるようになった原因を想像し、長い年月と土地の変化を関係づけて考えることができるようにする。
|
学習活動
|
デジタルコンテンツの活用
|
指導上の留意点・支援
|
|
●水底でできた地層が、高い山や陸上で見られるのはどうしてかを考える。
●高い山で地層が見られることを、どう考えたらいいのか話し合う。 ●教科書の「水底でできた地層が陸上に現れるのは長い年月の間に押しあげられるからである」という文章を読む。 |
|
○教科書の写真で、ヒマラヤ山脈の高い山のところに地層が見られるのを指し示し、いろいろな形で地層が存在することを意識させる。 ※ 学習課題を発見させる。 ○話し合いから出たことがらを板書しておく。 ○文章を読むだけでは子どもたちの心に浸透しにくいと考えられるが、ここでは疑問に思わせておく程度に抑えておく。 |
|
●海の波でけずられた地層や水のはたらきで削られた地層(グランドキャニオン)の写真を見ながら、なぜいろんな場所でいろいろな地層が見られるのかを考える。 |
|
○地層はさまざまな場所に見られることから、特別ではないことを理解させたい。 ○海岸の地層は海水で削られたり、グランドキャニオンは見えている地層はどこも同じようで昔はつながっていたのではないかという考えを出してもらいたい。 |
| ●今後こうした地層はどのように変化していくのかを話し合う。 | ○なぜそう考えたのかを、これまでの実験の結果や話し合いをもとにして説明できるように支援する。 | |
| ●コンテンツを見ながら土地が長い年月を経て、高くなったり、削られたりすることがわかる。
◎「1年間に1ミリずつ押し上げられたりすると…」ワークシートで計算して1000メートル押し上げられるのに100万年かかることを知る。 |
http://skura.hp.infoseek.co.jp/r01/chi001m.html | ○変化の様子がわかるコンテンツを見せ、視覚に訴える。補足説明をしながら変化していくようすを子どもたちがつかみやすいようにする。
評価 変化した地層の様子から、地層のでき方を長い年月かけた大きなスケールの変化として考えることができたか。 |
|
五段階評価
|
5・非常にあてはまる 4・多少あてはまる 3・どちらともいえない 2・あまりあてはまらない 1・まったくあてはまらない |
1.デジタルコンテンツは指導内容を焦点化していたか、また的確だったか。 (多少はあてはまる)
2.このデジタルコンテンツの活用は学力向上の効果的な一方法と考えられるか。(非常にあてはまる)
3.提示したデジタルコンテンツは学習者の関心意欲を高めたか。 (非常にあてはまる)
4.このデジタルコンテンツの活用は、他の教材を使うよりも有効か。 (多少はあてはまる)
5.デジタルコンテンツの提示方法や活用の工夫は適切だったか。 (どちらともいえない)
6.このデジタルコンテンツを活用した授業は広く推奨できる。 (どちらともいえない)
(1)コンテンツを利用することによってどのような効果(成果)があったか
長い年月がかかる地層のでき方をアニメーションによりわかりやすく提示できることから、子どもたちの興味関心が大変高まったように感じた。
(2)授業の改善すべき点は
特筆事項はありません。
(3)コンテンツの評価(選択したコンテンツは適切であったか、コンテンツの改善すべき点など)
コンテンツは適切であったと考える。地層のでき方に上乗せして、山がどのようにしてできるかという話にも展開でき、視覚的に学習しやすいコンテンツであった。しゅう曲やひずみなど小学生には難しい内容もあったが、そこまでは提示しない工夫があればいいと考える。
(4)その他気が付いたこと(例えば、授業の準備に関して、どうしてこの単元を選んだのかなど)
地層のでき方については簡易的な実験・観察でシミュレーションはできると考えるが、このコンテンツがあればさらに広がりのある学習理解が求められると考えた。
写真や簡単な実験だけでは、長い年月のかかる地層のでき方や大地の変化を、印象的かつ理解を深めての学習は難しいものと考え、コンテンツを使っての学習は効果的に浸透するように考えられる。実際、授業実践の序盤では、子どもたちは「なぜ、高い山にも地層があるのか不思議だ」という発言、話し合いがあったが、補足説明を交えながらコンテンツを何度も繰り返し見てみると、子どもたちは理解を深めていったように感じる。授業中盤では「地層が地上に見られるのは長い年月の間に押し上げられるからだ」ということがなぜそうなるのかも含めて理解したようであった。