小学校2年算数科学習指導案

龍神村立東小学校 畑中 健

1.単元名

九九をつくろう「かけ算2」
 8のだん、9のだん、1のだんの九九

2.単元の指導計画

1.つくってあそぼう 1時間
2.なかまをあつめよう 1時間
3.さがしにいこう 1時間
4.かたちを使って絵をかこう 2時間(本時1/2)

3.単元のねらい

・8のだん、9のだん、1のだんの九九 5時間 教科書(東京書籍)p.25〜27
1.8のだんの九九を構成する。

  ・8のだんの九九の構成の仕方について考える。

【考】既習の九九について成り立つ性質が8の段でも成り立つことに着目して、8の段の九九の構成の仕方について考えている。

2.8のだんの九九を記憶し、適用する 
  ・既習の考え方を活用して、いろいろな方法で8の段の九九を構成する。
  ・8の段の九九を唱えたり、カードを用いて練習する。
  ・8の段の九九を用いて問題を解決する。
  【表】8の段の九九を唱えることができ、それを用いて身の回りの問題を解決することができる。

3 .9のだんの九九を構成する <本時>
  ・9のだんの九九の構成の仕方について考える。

【考】既習の九九について成り立つ性質が9の段でも成り立つことに着目して、9の段の九九の構成の仕方について考えている。

4 .9のだんの九九を記憶し、適用する <本時>
  ・9の段の九九を唱えたり、カードを用いて練習する。
  ・既習の考え方を活用して、いろいろな方法で9の段の九九を構成する。
  ・9の段の九九を用いて問題を解決する。
 【表】9の段の九九を唱えることができ、それを用いて身の回りの問題を解決することができる。

5 .1のだんの九九を構成し、かけざんの意味を確実にする。
  ・場面をとらえ、1×6の式からかけ算の意味を考える。
  ・1の段の九九を唱えたり、カードを用いて練習する。
 【表】1の段の九九を唱えることができる。

4.単元について

1.教材観

 子どもたちは、これまでのかけ算の学習で、まず乗法の意味と二の段・五の段の九九について学び、その後三の段・四の段・六の段・七の段について学習してきている。

 かけ算の学習は、ややもすると暗記が主体の単調なものになりがちであるが、指導にあたっては、かけ算の意味について学習を何度も考えさせるように工夫するとともに、個別の例を何度も繰り返し考えるさせることにより、九九の構成について多様な考えを引き出すようにした。

 かけ算の構成考えていく方法として、子どもたちに次のような作戦を例示して考えていくようにした。
1)「たしたしさくせん」 6×3=6+6+6 同じ数をかける数だけ加える
2)「ひっくりかえしさくせん」6×3=3×6 積が同じであると気づかせる(交換法則)
3)「ひとつたしさくせん」6×3=6×2+6 乗数が1増えると被乗数の数だけ答え(積)が増える。
4)「ばらばら作戦」6×3を(2+3)×3や2×3×3 などに分けて考えていく。
 構成を考えていくうえで、できるかぎりおはじきなどのような具体的な教具を使い考えていくようにした。
 また、構成の学習に続いて、九九を覚えて唱える段階で、少人数の特性を活かし、一人一人が間違えずに確実に唱えられることを目標に、指導者がよく聞くことや時間をとって定着をはかるようにしていく。
 ここでの学習は、3年生の0の乗法、何十の乗法、2位数・3位数の乗法へと発展していく。また、倍の考えは、除法、割合等へ発展するので、理解を十分図っていきたい。

2.児童観

2年生は4名であるが、1年生当初の複式指導が困難な算数科・国語科は本年度単式化して指導している。

 4名の子どもたちは、学習に対しては大変意欲的である。家庭学習についても、教科書を予習したりドリルを自発的に行ったりと大変意欲的であり、授業でも進んで発表する。

 かけ算については、女子3名は大きな声で九九を唱えたり、九九の暗記も積極的に行ってきた。また、男子1名も3名に刺激を受け九九の暗記に励んでいる。

5.デジタルコンテンツ活用の意図

 (1) コンテンツについて
http://www.dainippon-tosho.co.jp/san_sug/sansu/java/kuku/Kakezan.htm

(2) コンテンツの概要
 九の段のかけられる数が1増えると、九枚のタイルがひとつずつ増えていき、九九の式と答え  が出てくるというコンテンツ。大日本図書ホームページより。

 前時「八の段の九九」に引き続き、九の段を考えていく。今回は、数学的な考え方を中心とした授業である。

6.本時のねらい

○既習の乗法九九を進んで用いて、九の段の九九を構成しようとする。【算数への関心・意欲・態度】

○乗法について成り立つ性質(交換・結合・分配法則)を用いると、既習の乗法九九を使って九の段の九九の構成ができることに気づく。       【数学的な考え方】

7.指導過程

学習活動
デジタルコンテンツの活用
支援※ 評価【】 評価方法()
1 九の段の九九を作る。九の段の九九を作ろう。

デジタルコンテンツ

・ソフト 大日本図書「楽しい算数セット」

※九の段の九九を作ろうとする意欲を持たせる。

【関】課題を知り、進んで取り組もうとする。(発表)

※六、七、八の段の構成の仕方を想起させ、同様に考えていけばできそうだという意欲を持たせる。

【考】既習を想起し計算のきまりを活用して構成しようとする (観察・ノート)

2 課題をつかむ。

・たしたし作戦

・前にたす作戦

9×1=9

    9×2=9×1+9

デジタルコンテンツ

http://www.dainippon-tosho.co.jp/san_sug/sansu/java/
kuku/Kakezan.htm

・「同じものをいくつもたしていく」というかけ算の意味をおさえた考え方の例示として示す。

※デジタルコンテンツ「九九の意味」からかける数のふえかたに注目して、1ふえれば積が9ふえることに気づかせる。

3 いろんな考えを出す。一から八の段の九九をつかって、九の段の九九の答えをくふうしてもとめよう。

 ・ひっくりかえし作戦(交換法則)

9×1=9

9×2=2×9=18

・バラバラ作戦

8=3+5と考え、三の段と五の段を基に分配法則を用いて考える。

8=4×2と考え、4の段を基に結合法則を用いて考える。

※六、七、八の段での構成の仕方を想起させ、解決の見通しを各自持たせる。

※机間指導をし、支援の計画をたてる。

※かけられる数を今まで作った 九九に分けることで、計算のきまりを用いて構成できることに気づかせる。(分配法則)

〔留〕交換法則・分配法則については、今後の学習の素地となる内容である。児童の実態に応じて弾力的に扱う。

※結合法則についても気づかせる。

【知】九の段の九九の構成の仕方が分かる。(ノート)

4 学習のまとめをする ※ 子どもの言葉でまとめさせる。