小学校2年算数科学習指導案

串本町立出雲小学校 溝内聡子

1.単元名

かけ算

2.指導計画

<かけ算の意味> (20時間)

・均等分布と不均等分布のちがい      ・・・ 1
・均等分布がわかれば全部の数がわかる ・・・ 1
・かけ算の場面理解              ・・・ 2
・かけ算の定義・式と3段書き         ・・・ 7
・タイル図と式                 ・・・ 7
・問題づくり                   ・・・ 2
<かけ算の九九の構成と定着> (20時間)
・九九の構成                  ・・・10
・九九の定着                  ・・・10
<かけ算をつかって> (5時間)
・九九の表                    ・・・ 1
・九九をつかって               ・・・ 4  

3.単元のねらい

 かけ算への興味をもたせながら、具体的なことがらに即してかけ算の意味を理解させる。
 ・乗法九九を知り、これを用いて計算できる能力を養う。

4.単元について

 かけ算は、これまで学習してきたたし算やひき算が、同種の量の合併や除法といった操作によって、同種の量が生じる場合の部分と全体の関係を示す演算であるのに対して、異種の2量を操作し、新しい第3の量(全体量)を生む操作に対応する演算である。かけ算には、「累加」、「倍」、「1あたり量×いくつ分」等の意味づけがなされている。しかし、「累加」は、たし算の延長であるため、異種の2量という認識はつきにくい。それに、△×1=△+△としたり、◇×0=◇+0とするようなまちがいが多くなる。また、×小数や、×分数になると意味が説明できなくなる。「倍」は、導入の段階に用いると、2年生の子どもには、言葉の意味がとらえにくく難しい。そこで、かけ算を「1あたり量×いくつ分」の形で導入していく。

 2年生のかけ算は、乗法、除法の基礎であり、3年生では、「等分除」「包含除」の概念を生み、高学年での「長さ×長さ=面積」「速さ×時間=距離」「もとにする量×割合=割合にあたる量」「比例」等へと発展していくとても大切な教材である。

 導入は、たし算とかけ算の違いがイメージとして残る場面設定をしたい。

 その後、「いくつずつ・いくつ分」と言語化し、絵をかいたりしながら、かけ算の意味を理解させたい。最初に扱う素材としては、入れ物と中身のあるものを用いる。それは、中身が「1あたり量」として、入れ物が「いくつ分」として考えやすいからである。

 九九を覚えるにあたっては、はじめに、半具体物(タイル図)やかけ割り器などを用い、九九の数構造を理解させながら覚えさせたい。ただひたすら目と口と耳をたよりに覚えるだけでは苦痛であるし、もしまちがえて覚えたとしてもまちがいに気がつかないし、忘れやすい。九九を用いたゲームをしたり、五感を刺激しながら九九の習熟を図り、これを用いて計算できる能力を養いたい。

5.デジタルコンテンツ活用の意図

使用するコンテンツ http://www.town.sanyo.yamaguchi.jp/~kcmm1358/kuku/

 子どもたちは、ワークシートを用いてかけ算をひととおり学習してきた。

 九九の歌を歌ったり、合格カードを励みに暗誦をがんばったり、ゲーム性のあるプリントをしたり、サイコロゲームをしたり、いろいろな活動をして、段々と、あまりまちがえずに九九が言えるようになってきた。今回は、このコンテンツも利用して九九の定着を助けていきたいと考えている。

 九九の定着のため、タイムを計って目標記録を達成することなどもたいへん励みになるが、一度にたくさんの子どものタイムは計ることができず、どうしても子どもたちを待たせることになる。これを用いると、フラッシュカードの動きを全員で見ながら、友達の九九を聞くことができる。

 このコンテンツの利便性は、カードを作る時間が省けること、教師がカードを手で繰らなくてもよく、児童の習熟のレベルに合わせて難易度を選べること、フラッシュカードであるので、授業の始めや終わりなどの短時間に気軽に用いられることなどである。自分の言ってみたい九九の段やレベルを選ばせて、本学級であれば全員がみんなの前で九九を言うことができる。自習に用いることを意図しているコンテンツのようであるが、一斉指導にも用いることができると考え使用することにした。学習が九九の定着指導の段階にきていれば、どの時間にも気軽に使えるのではないかと思われる。

6.本時のねらい

○ 九九に親しみ、九九の習熟をはかる。
○ かけ算を用いて、文章題を解くことができる。

7.指導過程

学習活動
デジタルコンテンツの活用
支 援 と 評 価
本時のめあてを知る

スクリーンに、提示する。

フラッシュカードを見ながら、九九を言う。

・全員で。

・グループで。

・ 一人で。

使い方を確かめる。

・使う目当て

・難易度について

意欲的に言えたかどうか。(途中で、言い間違えても、あまりこだわらない。)

文章題を読み、九九を用いて解く。

・ ワークシートに書き、黒板にも書き、発表する。

落ち着いて、問題をよく読み、書いているか。

(早くできた子どもには、九九のプリントをさせて待たせる。)

たしかめをしてから、落ち着いて書き、わかりやすく発表できたか。

友達の発表をきちんと聞けたか。

何の段を用いたか、確かめる。
まとめとして、本時に出てきた段の九九をフラッシュカードを見ながら言う。
本時の学習で、よくできたところを確かめる。 良かった点を評価し、次時への意欲につなげる。

8.授業評価

子どもたちが、コンテンツに興味をしめし、喜んで言っていたようでよかった。今後も、自習用としても教室でも使えそうに思った。
かけ算の3段書きを、式としてきちんと言うように指導が必要である。

児童の感想

・ パソコンで、2のだんのレベル0を言いました。楽しかったです。

・ 今度は、六のだんと七のだんを言いたいです。

・ きょう算数のとき、先生たちが見に来てくれました。パソコンで九九のやつを見ました。ぼくは、2のだんをしました。おもしろかったです。

・ パソコンで勉強すると、黒板に書いて教えてもらうよりおもしろかったです。9のだんのばらばら九九を言えてよかったです。はやかったから、少しむずかしかったです。

・ 3のだんのレベル2の九九をしました。うれしかったです。

・ おっきいパソコンみたいでおもしろかったです。5のだんのレベル1をしました。パソコンをおすのがおもしろそうでした。

・ 8びょうで言うところがむずかしかったです。おもしろかったのは、パソコンのやつのスクリーンは、大きくてすごかったです。えいがと同じみたいでした。