岩根 利子・丸尾 富章
円
第1次 課題設定・・・・・・・・・・・・1時間
第2次 円周と直径 ・・・・・・・・・・2時間
第3次 円の面積・・・・・・・・・・・・3時間(本時2/3)
第4次 算数のまど・・・・・・・・・・・1時間
1. 円の直径や円周を測る活動を通して、円の学習に関心をもつ。(関)
2. 円の直径と円周の関係や面積の求め方を考えることができる。(考)
3. 公式を使って円周や面積を求めたり、円周から直径を求めたりすることができる。(表)
4. 円周率の意味や円周や面積を求める公式を理解いしている。(知))
単元設定の理由
児童はこれまでに、円の中心、「半径」「直径」の用語、直径と半径の関係について学習してきている。また、基本的な平面図形(三角形、四角形)の周の長さを求める学習もしてきている。
本単元では、これらの基礎的・基本的な事項を元に、円の構成要素である直径や半径と、円周の長さ、面積との関係について学習していく。構成要素に着目し、そこにどんな原理や関係がかくれているのかを見つけていく、図形の分野での学び方を大切にしていきたい。
また、この単元では、円周の長さと面積の2点について明らかにしていく学習である。児童自らの活動から生まれる疑問や気づきを大切にするために数種類の厚紙で作った円を用い、疑問や気づきをもつ活動を導入する。具体物を用いた活動の中に、原理や性質を見出そうとする探求的な算数的活動が内在しているので、丁寧に扱いたい。
面積に関しては、これまでに直線図形の面積を、長方形や三角形に直して考えたり、公式化したりして求めることを学習している。また、前時は単位面積(一辺が1?の正方形)の個数をもとに、円のおよその面積を求める学習をしている。
本時では、既習経験を生かして、円の面積を求める公式を作ることが大きなねらいとなる。そこで、まず、既習の図形の求積には公式があることや、それを適用するよさ(簡単・早い・正確など)について話し合わせ、「円の面積にも公式があると便利だ」「公式を作ろう」という課題意識をもたせる。次に、円を既習の直線図形に直す場合、見当がつけにくいと思われるため、円を扇形に等分しそれを並べかえる作業的な算数的活動を取り入れる。細かく等分していくことによって、全体が長方形に近づいていくことに気づかせ、円の面積は長方形に変形し求められることをおさえる。そして、長方形の縦・横が、円の何にあたるかを考えて公式を導く。できた公式を用いて、前時の円の面積を求めさせ、実測で求めたものと近い値になっていることから、円周率の不思議さを感じさせたい。
・円の面積の求め方は、最終的には円をいくつかの扇形に分割して並べ替え、分割の仕方を細かくするにつれて、長方形に近づいていくという極限の考えを持ち込む。しかし、これは大人でもとらえにくいので、児童には感覚的にわかる程度にとどめておき、深入りしないのがよいということである。そこで、コンテンツを使いイメージとしてとらえやすい工夫をし、無理のないようにした。
☆http://web.isminet.co.jp/iidakita/99iidakita/99kokusai/mathenn/
円の面積の求め方を公式にまとめ、それを適用して問題を解くことができる。(考・知)
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T1の支援
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児童の活動
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T2の支援
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1 課題の把握
・前時の学習を想起させる。 ・既習の直線図形には面積を求める公式があり、そのよさについて話し合わせ円の面積を求める公式も作ろうと意欲づ |
・前時に残された「さらに正確に面積を求める方法はないだろうか」を想起し、課題をつかむ。 |
1 児童の観察 ・課題がつかめているか観察する。 ☆三角形・平行四辺形の面積の求め方をデジタルコンテンツを使いフラッシュバックさせ支援する。 |
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2 児童の観察と支援 ☆デジタルコンテンツを使い細かく等分していった場合のシュミュレーションを見せ、長方形になるイメージを広げさせる。 |
・形を同じ大きさの扇形に切って並べる。 |
2 既習図形への等積変形 ・円を既習の図形に直して考えていけばよいことにふれ方法を考えさせる。 ・円の分割図を示して、並べ替えると、どんな図形になるかを考えさせる。 ・さらに細かく等分していくとどんな形になるかを話し合わせ、長方形になることを知らせる。 |
| 3 円の面積の公式
・長方形の縦と横は、円のどの部分にあたるかを考えさせ、公式を導かせる。 ・式変形を丁寧に扱う。 縦・・・半径 横・・・直径×3.14÷2 =半径×2×3.14÷2 =半径×3.14 |
・できた長方形から、円の面積の公式を考える。
縦:円の半径 横:円周の半分(半径×3.14) |
3 児童の観察・支援 ・机間指導し、つまずきのみられる児童には、個々に応じて助言する。 |
| 4 児童の観察
・気づきを観察し、評価する。 |
・公式を使って前時の円の面積を求め、実測結果と比べる。 ・ほぼ同じ値になっていることに気づく。 |
4 実測結果との比較
・比較して気づいたことを発表させる中で、円周率の不思議さを感じとらせる。 |
| 5 児童の観察・支援 ・机間指導を行い、児童のまとめを評価する。 |
・自分の言葉で分かったこと、これから学習したいことをまとめる。 |
5 まとめ
・本時をふり返えらせ、まとめを自分の言葉でノートに書かせる。 |