岡田 均
「学校に小鳥をよぼう」
(全7時間)
・裏山に行き、野鳥の声を聞くことによって、野鳥に親しみを持つ (1)
・学校にはどんな野鳥が来ているかを観察する。 (1)
・野鳥をよぶためには、どんな手だてが必要かを調べる。 (1)
・野鳥をよぶためのえさ台を制作し、設置する。 (2)
・えさ台やえさ場に来た野鳥を観察する。(本時) (2)
・校区にはたくさんの野鳥が生息していることに気づく。
・少しの工夫をすることにより、野鳥を身近によぶことができることを知る。
・野鳥にはいろいろな種類があることに気づく。
使用コンテンツ
http://www.hi-ho.ne.jp/yo-hara/mozu/mozu-f.htm
「庭に訪れる野鳥たち」
・図鑑ではわからない野鳥の特徴を、児童自身の観察記録と見比べることができる
・特異な野鳥ではなく、一般的な野鳥について、詳しく生態、形態などについて調べることができる。
えさ台に来た野鳥の形態や行動の特徴や、名前がわかる。
|
学習活動
|
デジタルコンテンツの活用
|
支援と評価
|
|
1,えさ台を訪れた野鳥を観察する。
いろいろな種類の鳥がいる。 えさによって、集まる鳥が違う。 種類によって、行動の様子が違う。 |
|
記録方法を工夫しているか スケッチ、写真 ,文章 |
|
2,野鳥の特徴から、その名前を調べよう。 |
図鑑等との併用により、だいたいの見当をつけて、検索する。 |
だいたいの見当をつけているか。 |
| 3,観察カードを作る。 | 多くの情報の中で、みんなに知らせたいものを選択する。 | 自分の求めている資料を、選択できているか。 |
子どもたちは、野外活動をとおして、裏山の野鳥も身近な存在としてとらえている。学校の中庭にも、セグロセキレイやヒヨドリがきているのをよく見ている。しかし、それは偶然そこに飛んできている野鳥を見るだけのことであって、子どもにとって、それほど親しみがないのが現状である。
そこで、積極的に野鳥を校庭によんでみる活動を試みた。子どもたちの中には、巣箱や、えさ台について知っている子が何人かいた。しかし、実際作ったことのある子はごくわずかであった。そこで、みんなで、いくつかのえさ台を作り、校庭に設置し、そこに野鳥をよぶことにしたのである。
本校は、まわりに雑木林が点在し田園も広がり、野鳥の生息に適した地域である。よく観察すれば、子どもたちになじみ深いスズメやカラスのほかにも多くの種類の野鳥がいる。えさ台を設置することによって、多くの種類の野鳥が訪れたことは、子どもにとって大きな驚きであろう。
すると、子どもの興味は、鳥の名前は何かということに移っていく。しかし、図鑑で調べても、分からないことが多く、全く見当違いな同定をしてしまうことになりがちである。 そこで、こどもの目に飛び込んできたその鳥の印象をもとに、だいたいの見当をつけ、デジタルコンテンツを活用して調べるうちに、鳥の名前が分かり、子どもの記憶の奥に留めることができたように思う。
多くの種類を掲載している図鑑では、子どもが探している対象が、他の種との差異点に気づかないまま見つからなかったり、とんでもない方に検索の矢印が向いていくことが多い。しかし、これを活用すれば、一般的に庭のえさ場に来る野鳥についての情報が多いので、その少ない選択肢から、種を決定するのは子どもにとって分かりやすく、わかることによって、楽しく、次への意欲を起こさせたと考える。